みなさんこんにちは。
秋らしい気候になりずいぶんと過ごしやすくなりましたね。
昨日は秋晴れのいいお天気で外に出かけて買い物でもしたい感じでしたが、昼過ぎから室内にこもってセミナーに参加してきました。
今回参加した内容は『CAD/CAM』と言われる機械についての内容でした。
そもそもCAD/CAMとはどんなものなのか?と言いますと
CAD/CAM Computer-Aided-Design/Computer-Aided Manufactureing
の頭文字の略語なんですね。
computerの助けを借りてデザインをし、computerの助けをかりて作るということが直訳になりますでしょうか。
工業界ではすでに実用化されてずいぶん経つ技術で、金属のブロックをcomputerで設計した通りに削り出すこと等に使われているようです。
最近はこの技術を歯科業界でも応用して使われるようになってきました。
当院ではジルコニアと言われる材料の詰め物や被せものはこのCAD/CAMを利用して作成してもらっています。
ジルコニアに関してはまた別の機会に詳しくお話したいと思いますが、非常に耐久性があり、また表面つるつるしているので汚れが付きにくく、そして色も歯に似ているのでオススメの材料です。
材料に限らずですが、お口の中には髪の毛1本を異物として感じ取るくらいすごく精度の高いセンサーがあるので、紙1枚分の厚みが違うだけで噛み合わせはだいぶ違和感を感じます。
ですので、実際の詰め物や被せもの作成はコンマ数ミリ以下での調整を行なわれていますし、凄く精度が良くないといけません。
今回のセミナーではイタリアやドイツで使われている技術を見せてもらうと同時に実際にお口の中でやってみた症例などを見せてもらいました。
法律の関係で日本ではまだ認可がおりていない材料もある為、今日からすぐに使用することは出来ませんが歯科の技術はすごく進化しているんだなとつくづく思いました。
ちまたで話題のiphoneですが初代は2007年発売です。これが7年間に進化を遂げて、現在一番新しいものは画面は大きくなり厚みは薄くなっているにも関わらず処理能力は50倍にもなるそうです。
この7年間でこれほどの技術進化があるわけですので、歯科の業界もまだまだ進化し続けるんでしょうね!!
置いてけぼりにならないように頑張って勉強します!!