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2016.09.14

歯ぎしりのお話

こんにちは、歯科医師 田村です。

今週はどんよりした天気が続きますね。

お肌のために日焼けはしたくないですが、曇りや雨は気分もどんよりしてしまいますね。

 

さて、今日は「歯ぎしり」についてお話します。

歯ぎしりと聞いてイメージするのは、「寝ている時にギリギリ音をさせるやつ」というイメージが強いかと思います。

ところが我々専門家の使う「歯ぎしり」という言葉は「ブラキシズム」ともいい、いくつか種類があるのです。

 

1)クレンチング

いわゆる「食いしばり」のことです。上下の歯を噛み合わせて、そのまま力をぐーっと込めます。漫画やドラマでは、悔しい時や何かに耐える時にやっているイメージですね。

漫画「ラッキーマン」より『努力マン』

 

 

 

 

 

2)グラインディング

いわゆる「ギリギリ音をさせるやつ」のことです。上下の歯を噛み合わせ、横方向もしくは前後方向に動かすことです。これにより歯の噛み合う面は平らにすり減り、歯の内部にある象牙質というやや黄色みがかった部分が見えてきます。

グラインディングで  すり減った前歯

 

 

 

 

 

 

3)タッピング

いわゆる「カチカチ音をさせる」というものです。極寒の地で寒さのあまり自然と体がガタガタと震え、顎も震えると共に上下の歯がカチカチと合わさるイメージです。(あくまでもイメージです)あるいは小刻みな貧乏ゆすりをしながら、歯もカチカチ合わせてしまうような感じでしょうか?実際のところ、このタイプのブラキシズムの患者さんはとても稀で、なかなか遭遇することがありません・・・

※本文とは関係ありません

 

 

 

 

 

 

上述したようにタッピングはとても稀で、主にクレンチングやグラインディング、またはそのどちらもという方も結構多いようです。

ちなみに私自身も学生時代、試験前はよく勉強しながら考え込みクレンチングする、ということがありました。

起きているときのブラキシズムはご自身で止めることが出来ますが、寝ているときのブラキシズムは・・・

 

 

・・・ぜひ当院にご相談ください☆