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2015.04.13

口内炎

こんにちは。満開の桜も散ってもうすぐ新緑の季節ですね。一年は早いものです。新しい生活を始めた方も多いのではないでしょうか?今日は、忙しかったり、疲れたりすると出来やすくなる口内炎のお話です。

口内炎とは、口の中の粘膜に炎症が起こった状態をいいます。口の中に原因があって起こる場合と、全身的な病気の症状の一つとして起こる場合がありますが、原因が不明なものも少なくありません。

<治療法>原因によって具体的な治療法が異なりますが、口腔清掃と刺激物の回避が重要です。口腔内を清潔にする為に軟らかい歯ブラシで歯磨きをします。さらにはうがい薬でうがいをします。(イソジン・ネオステリングリーンうがい薬0.2%・アズレンガーグル4%など)また、あついお茶・みそ汁・スープなどを避け、喫煙も控えます。さらに香辛料や醤油、塩味のものも避けます。

・潰瘍性口内炎                                  ウイルスや細菌の感染、全身抵抗力の低下(疲労や免疫不全など)が原因と考えられて います。粘膜の発赤、潰瘍形成、黄白色の偽膜形成が主な症状であり、出血しやすく、 自発痛、強い接触痛、口臭、灼熱感、発熱、所属リンパ節の腫脹、および全身倦怠感を 認めます。

・壊死性潰瘍性口内炎                               重症の栄養障害、免疫機能の低下、重症感染症などが原因となります。        急速に潰瘍を作り、初期病変は急性壊死性潰瘍性歯肉炎と呼ばれ、歯の周りに歯肉に限 局した潰瘍で、上あごや粘膜など広範囲に拡大すると急性壊死性潰瘍性口内炎となりま す。高熱や食欲減退などの全身症状を伴います。

・アフタ性口内炎                                原因は不明です。口腔粘膜の広範囲に多数のアフタを形成します。自発痛や接触痛を主 に訴え、灼熱感があり、稀に接触困難となります。口腔内の清掃、副腎皮質ホルモン軟 膏の塗布、栄養補給が有効です。