オリオン歯科 飯田橋ファーストビルクリニックです。
本日はオーラルフレイルについてお話しします。
口を意味する「オーラル」と、「壊れやすい」を意味する「フレイル」が、「オーラルフレイル」という言葉の由来です。
オーラルフレイルとは、食べ物を噛む力、液体を飲み込む力、言葉でコミュニケーションをとる力が低下することを指します。
オーラルフレイルは、老化現象の初期の指標と考えられています。口の中のさまざまな機能が低下すると、咀嚼が難しくなります。
食べ物をうまく噛めないと、栄養不足になったり、飲み込みが悪くなったりして、そのままにしておくと誤嚥性肺炎になる可能性があります。口腔虚弱は全身の衰弱につながり、ひどい場合は寝たきりの状態になることもあります。
オーラルフレイルは一朝一夕に起こるものではなく、時間をかけて進行していくものです。また、すべての人に必ず見られるわけではありません。若いうちから歯を大切にし、よく噛んで食べる習慣を身につければ、後々、口腔脆弱性を発症するリスクを減らすことができるかもしれません。
さらに、オーラルフレイルの兆候があっても、早期に適切な対処を行えば、改善・機能回復の可能性はかなり高いと考えられます。
『オーラルフレイルの兆候』
口腔機能が低下すると、次のような症状が現れることがあります。該当する症状が多い場合は、口腔虚弱の可能性が高くなります。
・食べ物が口からこぼれる
・スープやお茶などの液体を摂取する際にむせてしまう
・滑舌が悪い、または全体的に言葉がはっきりしない
・体重の減少
・固い食べ物を噛むことが困難な場合がある。
・ドライマウスに悩まされている
・外出を避けるようになった
上記のような症状を治療しないと、最終的には要介護状態になってしまう恐れもあります。
オーラルフレイルがない人と比べると、死亡や寝たきりになるリスクが2倍になるとも言われています。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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