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2016.10.12

トンデモ歯科雑学

こんにちは 歯科医師田村です。

 

近年テレビ番組やインターネットで、様々な医学知識を得る事が出来るようになってきました。

毎週のように医療情報番組や医療ドラマ、医療コラムなどを見かけます。

歯科でも然り(シカだけに…)、時々我々専門家も聞いた事のないトンデモないような情報が患者さんの口から聞かれる事がありますし、吹き出して笑ってしまうようなネットコラムを実際目にすることもあります。

今まで私が一番度肝を抜かれたコラムの一文をご紹介します。

 

「忙しくて歯医者に行けない時、むし歯の穴には大根おろしを詰めておくといい」

・・・それは一体どんな治療法なのか!?民間療法だとしても聞いたことがありません。

どうやらそのコラムを書いた人は歯科衛生士の資格保有者らしいのですが、最近の学校ではそのような事が新しい治療法として教えられているのか、時代遅れかもしれない自分に少しドキドキしてみたりもしました。

実際に生理学的な実験などで証明していないので、肯定も批判もできませんが、おそらくそんなことをしたらむし歯が凍みてしまいそうですね。そして唾液ですぐに詰めた大根おろしが流れてなくなってしまいそうです。

 

むし歯の時は、早めに歯科医院に行って専門家に治してもらうことが一番ですよ。

(あ、ちなみに正露丸を歯に詰めるという昔から言われているやり方は、正露丸の成分からして理に叶っています。でも苦くて臭そうですね・・・)