おはようございます、歯科医師 田村です。
東京はいろんな誘惑が渦巻いているところで、ここ数日は友人や同僚たちと仕事帰りにご飯を一緒に食べに行く事が多く、胃腸だけでなく心身共に日々疲れが蓄積しているのを感じています。
「・・・あ〜、温泉行きたい!!」
ちなみに好きなお風呂は寝湯です☆
それはさておき、歯科治療中の方で温泉への入湯がお勧めできない方がいる、ということをご存知ですか?
それは・・・
1)抜歯や手術を行った直後の方
温泉に限らずですが、湯船に浸かると血行が良くなって体がぽかぽか温まりますよね。抜歯したり手術した方は、医院では血が止まったのを確認してからお帰りいただくのですが、術後1−2日は血が出やすい状態が続きます。血液サラサラになるお薬を飲んでいる方は、おそらくもっと長い時間出血に気をつけなければなりません。
担当医や歯科衛生士、または歯科助手から「傷口に触れない、過度にうがいをしない、湯船につからない、運動しない、お酒を飲まない」等の注意を受けると思いますが、せっかく癒されに行って出血してしまったら大変ですね。
2)歯根の先に膿が溜まっている方や細菌性の感染がある方
3)重度歯周病の方
膿が溜まっていたり歯肉などに腫れのある方は、体が温まることで強い痛みを引き起こしたり、血流が良くなることで腫れのある部分により血が溜まって腫れが大きくなることがあります。
上記に当てはまる方々、くれぐれも無理せず、しっかり治療を行ってから癒されに行くようにお願いします。