オリオン歯科 飯田橋ファーストビルクリニックです。
本日は「子どもの歯は大人の歯に比べて虫歯になりやすい?」という質問にお答えしていきます。
『理由1:乳歯のエナメル質の厚さは永久歯のおよそ5割』
歯の最も外側の層のことを「エナメル質」と呼びます。このエナメル質に穴ができると、虫歯になりやすいです。
そして乳歯のエナメル質の厚さは永久歯の5割程度しかありません。そのため穴ができやすく、虫歯がエスカレートしやすいと言えます。
乳歯が生えたらすぐに定期健診をスタートして、虫歯予防(フッ素塗装など)を始めることが大事です。
『理由2:きちんとブラッシングできていない』
きちんとブラッシングできていれば、虫歯のリスクは大幅に下がります。ですが、実際には「きちんとブラッシングする」ということができている人は少ないです。「磨いているのは10人、磨けているのは1人」という言葉さえあるほどです。
特に大半の親御さんにとって「仕上げ磨き」は、なかなか慣れていかないことでしょう。ですから、歯科医院に行って、年齢に沿った仕上げ磨きのやり方を教えてもらうことをおすすめします。
また、お子さんがある程度成長したら、お子さん自身にきちんとブラッシングさせることも当然必要になります。ただ、10歳くらいまでは親御さんが仕上げ磨きをすることを推奨します。
『理由3:時間をかけてオヤツを食べている』
時間をかけてオヤツを食べていると、「虫歯リスクが高い環境」が継続してしまうことになります(特に糖分の高いオヤツである場合は危険です)。
涎(よだれ)による自浄作用・再石灰化が間に合わなくなり、酸が出続けることになってもおかしくありません。
ですから、オヤツは長くても30分で食べ終わるようにしましょう。また、「食べさせるもの」にも気をつけてください。
本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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