こんにちは。歯科医師の山崎です。
すっかり寒くなってきましたね。
食欲の秋、スポーツの秋などといいますが、すっかり冬の寒さになってきている気がします。
食欲の秋ということもあり、何かと食べたりする機会が増えると思いますので、食後の歯ブラシをしっかりしなくてはと常々思うのですが、今日は後者のスポーツをお口の中の関係について少しお話をしようと思います。
スポーツと歯の関係性と言われてもいまいちピンとこない方も多いかと思いますが、ボクシングやキックボクシングなどのコンタクトスポーツやサッカー、野球、ラグビーなどの球技の選手がスポーツマウスピースをしているのを見た事もあるかと思います。
あれはマウスガードを呼ばれるもので、スポーツ中の口の中の怪我を予防するための物です。
スポーツ中は日常生活よりも断然怪我をするリスクは高くなります。
せっかく毎日頑張って歯磨きをしていても、怪我によって歯を失うことはとても残念なことですよね。
ボクシングなどの多くの格闘技はマウスガードの装着が義務化されていますし、高校生のラグビーや女子ラクロスなどもマウスガードの装着が義務化されており、マウスガードをしていないと試合に出られない競技もあります。
マウスガードにはいくつかのタイプがありますが、オススメは断然歯医者さんで作るマスタムメイドタイプのマウスガードです。
競技の種類やポジション、年齢や競技レベルによって推奨されるマウスガードのタイプは異なりますので、その人にあったものを装着することが好ましいです。
僕は大学院でスポーツ歯学というものを専攻し、たくさんのスポーツ選手のマウスガードの作成やお口の中のケアをしてきました。
また、マウスガードの作り方を教えるインストラクターの資格ももっていますので、より詳細なお話ができると思います。
スポーツの秋、新しくスポーツを始める方や久しぶりに体を動かす方も一度歯医者さんでのチェックを受けてはいかがですか?