こんにちは、歯科医師田村です。
もういくつ寝ると「節分」ですね。
もういくつというか、まだ結構先の話ですね。
そういうわけで本日は1月18日、「い い歯」の日です。
11月8日が本来の「いい 歯」の日ですけどね、語呂合わせが出来ているので、細かいことは目をつぶって下さいね。
昔、小学校で「良い歯のコンクール」というのがありました。
今や歯医者の私も、昔は無知以外の何者でもなかったわけですが、低学年の頃は「虫歯が●○本あります」という紙を貰っていました。
しかし、ある年を境にそう言われなくなってきました。
「治った!?」とばかり思っていましたが、虫歯の乳歯が抜けて永久歯に替わったからだったわけですね。
子供なんて、そんなもんですね。。。
さて、乳歯の大きく深い虫歯を放置していますと、永久歯に替わった時に全く問題なくなる、というわけではありません。
神経までいってしまったような虫歯や、もはやその歯で噛めないほどにぼろぼろになってしまった歯などは、後からはえてくる永久歯の頭の部分を害してしまいます。
乳歯が抜けて永久歯がようやくはえてきたと思ったら、「あれ?なんかこの永久歯の色がおかしい、形がわずかにでこぼこしている、艶がなくザラザラしている」なんてこともあります。
お子さんはまだ「痛いかどうか」でしか判断・理解出来ず、そしてそれを大人に正確に伝えることもままならなかったりします。
そのため、大人が逐一気を配ってあげることが大事です。
「悪くなったら、強く痛がるようなら歯医者に連れて行けばいいや」ではなく、その前の段階で予防をしてあげましょう。
保護者の方々と我々歯科スタッフが一緒になって、その子のお口の中の健康を守っていくようにしていければいいなと思います。