こんにちは、歯科医師田村です。
先日医療ニュースを読んでおりましたところ、「若い女性特有のいい匂いは10代後半がピーク」という記事を見まして、自分の10代がいい匂いを発していたか疑わしく思っております。
「におい」というのは、社会生活を送る中でなかなか重要なことですね。
周囲の人を不快にさせる悪臭を漂わせてしまうと「スメル・ハラスメント」と言われてしまいますし、我々のような患者さんの顔に近づく職業は、身なりはもちろんにおいにも気をつけるようにしています。
清潔感って大事ですよね!
歯科で最も身近なにおい問題といえば、「口臭」です。
口臭とは細菌が繁殖することで臭いの成分を発していくというものが主なのですが、細菌の繁殖を抑制できれば大幅に臭いがしなくなってきます。
もともと口腔内には何種類もの細菌が何億とも存在していまして、それらを枯渇させることはできないのですが、それらが一旦一カ所に留まってしまうと、そこで仲間を寄せ集め、かつ自分たちも繁殖していき、どんどん数が増えていきます。
細菌は繁殖していくとともに、自分たちの周りにバリアーを張っていきます。
このバリアーにぬくぬくと守られて、より数を増やしていくのです。
さて、口臭を減らすためにはどうしたらいいと思いますか?
原因を取り除くのです!
細菌の集会を解散させるのです!!
そして、それには私たち自身の努力が必要です!!!
やることは何か?それは歯をきれいにすること、入れ歯をきれいにすることです!!!!
特別な道具は必要か?いいえ必要ありません、ごく普通の歯ブラシとデンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシがあれば、あとはそれを使う技術とやり続ける忍耐力です!!!!!
皆さん、頑張って下さい!!!!!!
ちなみに歯肉の中、深い所に潜り込んで増殖してしまった細菌に対しては、歯科医院で専門的な器具を使ってきれいにしていきますので、まずは検査診断をしにいらっしゃってください。
ちょっと熱くなってしまいましたが、今日のブログは以上です。
御拝読ありがとうございました。